やさしい革

MATAGI プロジェクト

シカやイノシシの獣皮を有効資源化し、産地活性に繋げる事業がMATAGIプロジェクトです。獣皮活用をサポートするNPO・学校・なめし工場等のメンバーを中心に2014年4月より実行委員会として組織化し、2017年1月現在、全国200以上の産地や団体を支援しています(なめし支援活動は2008年より実施)。

獣皮活用のために入口から出口までの支援体制の整った国内唯一の獣皮活用支援事業MATAGIプロジェクトですが、全ては産地ありきの活動であり地元資源の有効利用は産地のみ有する権利です。そして成功への鍵を握るのは地元の皆さんによる“共感力”です。

捨てていた獣皮を本当に活用出来るのか!?まずは1ヵ月後に出来上がった革を見て風合いを確かめてから大いに悩んで頂ければと考えます。産地を想う心があれば誰でもスタートを切ることが可能なプロジェクトです。

特徴

獣皮を獣革にして産地に還します

MATAGIプロジェクトでは、お預かりした獣皮を靴やバッグなどに使えるように獣革=皮革素材にして、産地に還します。すなわち、加工賃と事務費用(送料・税別途)のみで還すことで、産地負担を軽減し、産地に最大限の収益を発生させることを目的としています。そのため、当プロジェクト自体で獣革の仲介販売マージンを頂くことはありません。一方、獣革による収益事業を目指すための支援策を講じ、産地が直接的に獣革を活用出来るような展示販売会や連携事業を推進しています。

人と自然と地球に“やさしい革”が生まれます

皮は鞣(なめ)すことで革になりますが、当プロジェクトでは皮革素材として、また商品になった時にも安全で安心なラセッテーなめし製法(植物タンニンを主成分とする山口産業の独自技術)のみを採用し、作る人にも使う人にも自然や地球にも“やさしい革”にします。

獣皮処理・保管方法を学べます

実物の獣皮を使用し、皮を剥ぐ工程から獣革にするための必要な処理方法、また鞣し工場に送る場合の注意点や送り出すまでの保管方法を実地で学ぶことが出来ます。さらに鞣し工場見学会を開催し、他の動物革との違いや皮革の基礎知識も身に付けることが出来ます。

実行委員会

各専門分野の担当者が獣革の産地資源化をサポートします

お問合せ

山口産業株式会社まで直接お問い合わせください
MATAGIプロジェクト実行委員会 事務局長 山口明宏 mail: master@e-kawa.jp
TEL 03-3617-3868  FAX03-3613-3239

役職・職務

実行委員長 炭谷 茂(一般財団法人地球人間環境フォーラム理事長)
副委員長  森 高一(NPO法人日本エコツーリズムセンター共同代表)
平野 喬 (一般財団法人地球人間環境フォーラム専務理事)
事務局長  山口 明宏(山口産業株式会社代表取締役)

活動事業

①なめし支援

人と自然と環境にやさしいラセッテーなめし製法(山口産業独自技術のエコレザー)により、“獣皮を獣革”として靴・バッグ・小物など通常用途で使用可能な品質・耐久性・物性のある皮革素材にします。

②見学会・講習会の開催

獣皮活用を検討される方や基礎知識を学びたい方を対象に、なめし工場見学会、皮はぎ講習会等を開催します。

③MATAGI-NEWS発行

WEBサイトやSNSで、跡見学園女子大学マネジメント学部マネジメント学科の許ゼミ学生により配信しています。

④イベント・セミナー開催

産地間コミュニケーションや消費者向けの情報伝達、さらに獣皮活用上の様々な課題解決に向けてMATAGIシンポジウム、ファーラム、MATAGI展を開催しています。(不定期開催)

始め方・活用の流れ

試作革開発

最初の1枚を試作します(試作なめし加工代は1枚1万円、別途手数料1,000円・消費税)。Webページから試作革加工依頼書と事前アンケートをダウンロードしてお申し込みください。

本支援開始

10色から選び、1枚の原皮からなめし加工をご依頼頂けます。

獣皮送り方

お申し込みに関して:注意事項

  • 試作革加工は有料です。
  • 試作革加工のお申し込みは、各限定一回とさせて頂きます
  • 支援事業主旨に基づくご依頼のみの対応となります
  • 原料皮の発送送料は元払い(発送者負担)でお願い致します
  • 必ず平日午前中着指定
  • 製造期間は、およそ1ヶ月です

試作用原料皮に関して:注意事項

  • 作業工程上なるべく大きめの皮(全長50cm以上を目安)でお願い致します
  • 四肢・頭・尾等、胴体以外の部位は全て切除してください(脱毛は指定工場が行います)
  • 余分な肉や脂を除去し、水分を切り、腐らないようにクール便で送ってください
  • 原料皮の状態により、変色・引裂き・変形や表皮欠陥になる場合があります
  • 色は、指定協力工場の染色予定に準じるため、試作革加工では指定出来ません
  • 毛皮加工は出来ません

試作用原料皮送り先

山口産業株式会社  〒131-0042 東京都墨田区東墨田3-11-10 TEL :03-3617-3868

  • 休日着また着払いの荷物は受け取りません

Q&A

  • 獣皮を売りたい・買いたい
  • MATAGIプロジェクト実行委員会では、獣革を販売しません。そのため獣皮を買い取ることは出来ません。
  • 自分で鞣したが上手くいかないからアドバイスして欲しい・自分で出来る鞣し方を教えて欲しい
  • 鞣し方アドバイスは支援事業外のためお断り致しております。
  • 他事業、他社でなめした革も支援して欲しい
  • 当プロジェクトで試作革開発から始めて頂ければ、獣皮活用の再スタートも可能です。
  • 獣皮の発送方法を知りたい
  • 獣皮の送り方をご覧ください
  • 毛皮にして欲しい
  • 当プロジェクトは獣害対策の一助となることも目的としており、獣皮活用は日常品・実用品として使用可能な皮革素材を目指しております。また当プロジェクトのラセッテーなめし製法は、毛皮用のなめし方とも異なるため、毛皮対応は致しておりません。
  • 獣革品質・発色は、通常皮革と同じレベルを期待できるのか
  • 野生動物であり、また年齢・個体差・性別さらに捕獲時期・方法等、通常の牛や豚皮等と同じレベルの完成期待は正しくありません。キズや個体差を差別化要因として活かすことを推奨しています。