やさしい革

やさしい革とは

はじめよう、やさしい革のある暮らし

今、クツやバッグなどで使われる本革は、そのほとんどが重金属系薬品の“※クロム”を使って作られています。

昔は天然の植物タンニンで作られた※本革が多くありましたが、「硬い・重い・臭い」など、私たちの現代のファッションには不向きな要素もあり、結果として工業的に作りやすく使い勝手の良いクロム※なめしが主流になっています。

しかしクロムなめし革は温度や湿度などの影響で、人にも自然にも有害でたいへんに危険な六価クロムが革製品から検出されてしまうため、自然界から抽出した植物タンニンを使用しつつクロムなめし革と同じように実用的に使える皮革素材の開発が必要になりました。

そして完成したのが、ミモザアカシアの樹皮を精錬し、天然成分である植物タンニンを抽出してなめし剤として使用する「RUSSETY LEATHER®(ラセッテーレザー)」です。

私たち一般社団法人やさしい革では、このラセッテー®なめし製法で作られた皮革素材を使用しその製品自体も使う人にやさしい皮革商品であること、さらにその素材生産過程から消費に至るまで「やさしさ」に包まれた消費文化を育て、次世代に繋げて広めてゆきたい想いで様々な活動を開始しています。

人と自然と環境のために、私たちは「やさしい革」を選ぶことができます。
そして「やさしい革」を選ぶことで、安心して暮らせる社会生活と、自然と共に生きる明るい未来を得ることが出来るのです。

  • クロム:塩基性硫酸クロム
  • 本革:動物皮を使用した皮革素材のこと。石油などから作られる合成皮革や人工皮革は本革ではありません。
  • なめし:皮を革にすること。動物皮はそのままでは腐ってしまうので、鞣し(なめし)をすることで皮革素材(本革)にします。

ロゴマークのご説明

ラセッテーなめし製法で主原料として使用する「ミモザアカシア」の葉をイメージしました。一つひとつの葉の葉脈を丸いドットで象り、やさしい革をつくる産地・作り手、そして使い手の皆さんが一緒になって新しい消費文化を形成する未来を表現しています。

やさしい革の定義

  • 人と自然と環境にやさしい「ラセッテー製法」で作られた皮革素材を使用していること
  • 製品開発やブランドの取り組み自体もやさしい社会活動や企業活動であること
  • 原料産地や作り手の人々から使い手である消費者の皆さんまで全ての人にやさしく、共創して未来につながる消費文化を生み出すこと

社団法人概要

私たちは、全国的に被害報告の上がっている害獣問題解決の一助となる「MATAGIプロジェクト」や、この活動で生み出される皮革を有効活用するために商品化して消費者へ繋ぐ「LEATHER CIRCUS」。さらにラセッテーなめし技術を世界に広げて行く「ワールド・レザー・プロジェクト」や皮革素材を最後まで使い切る「ラセッテー・リデュース・プロジェクト」などを通して、一人でも多くの人たちが協力し合い共創し、いただいた命を最後まで使い切る精神を次世代へと繋げていく循環型社会を目指して活動を続けて参ります。

一般社団法人やさしい革は、環境に配慮したラセッテーなめし技術を広めて行く活動を通して、人と地球と環境にやさしい取り組みのキードライバーとして責務を全う致します。


法人名 一般社団法人やさしい革


所在地 〒131-0042 東京都墨田区東墨田3-11-10    TEL 03-6661-8775    FAX 03-3613-3239


代表者 代表理事 山口明宏


事 業

やさしい革を通じた産地・作り手・使い手のコミュニケーション推進
MATAGIプロジェクトやレザー・サーカスなど実行委員会の運営及び事業推進
やさしい革ブランドコーディネート
やさしい革の情報発信・販売促進
なめし加工受託、関連事業展開


沿 革

2008年 MATAGIプロジェクト事業創設
2009年 エコレザー展開始(東京ミッドタウン、代官山蔦屋、東京ソラマチなど)
2010年 やさしい革の話・工場見学会月例開催を開始
2013年 MATAGIプロジェクト実行委員会設立
2014年 WORLD LEATHER PROJECT創設(海外排水対策事業者研修受け入れ開始・JICA)
2015年 レザー・サーカス事業開始(平成27年度経済産業省皮革関連補助事業採択)、三井物産環境基金採択(MATAGIプロジェクト実行委員会)
2016年 MATAGIプロジェクト産地、全国200件を突破
2017年 一般社団法人やさしい革設立(2月1日)、東京商工会議所加盟